HACCP(ハサップ)とは?
食品の原料から出荷までの各工程で可能性のある危害要因
(異物混入や微生物の汚染や増殖など)を特定し管理する
食品安全にとって特に重要な工程は管理基準を設定し管理する。
一般的衛生管理の実施・食品の安全確保の基礎的な部分
原材料の受け入れから最終製品までの各工程ごとに、微生物による汚染、金属の混入などの危害要因を分析(HA)した上で、 危害の防止につながる特に重要な工程(CCP)を継続的に監視・記録する工程管理システムです。
HACCPの導入について
HACCPは2020年6月から義務化が開始されました。猶予期間が1年設けられており、 2021年6月からは完全義務化となります。義務化の対象となるのは食品製造業、 食品加工業、食品販売業、食品調理業、飲食店、畜産業、食鳥処理場、メーカー事業 食品保管、食品運搬、といった食品の製造・加工・調理・販売などを行う食品関連 事業全般に渡ります。
導入するメリット
- クレームやロス率が下がり、品質のばらつきが少なくなった
- 取引先からの評価が上がった
- 衛生管理のポイントを明確にして、記録も残すことで、従業員の経験やカンに 頼らない、安定した安全な製品が作れるようになった
- 工程ごとに確認すべきことが明確になった
- 従業員のモチベーションが上がり現場の状況が把握しやすい
クレーン作業による異物混入例
一般的な天井クレーンをそのまま食品工場で使用してしまうと…
ワイヤーの素線、錆び、鉄粉、剥離した塗装片、グリース、機械油などの
異物が落下して食品に混入してしまうリスクがあります。
クレーンを見上げてみたとき
- 塗装が剥がれて錆が進行していませんか?
- 巻上機から油が滲み出ていませんか?
- 設置から何年経過していますか?
交換時期かな?と思われたら
次回はHACCP対策クレーンにしませんか?
※HACCPとは衛生管理手法であって機器の買い替えを強要するものではありません
主な改造例
- ステンレス製車輪および
ガイドローラー
- ステンレス製フック
- ステンレス製本体カバー
- チェーンジャバラ
NSF-H1食品用潤滑油を採用
NSF-H1潤滑油とは、
一般機械用潤滑油とは違い、
万が一、口に入っても人体に影響の少ない潤滑油です。